トヨタは乗用車のトップメーカーへの道を突き進み、日産はズルズルと後退の一途をたどっていく。ここで考えたいのは、初期のトヨタ、日産の最大の違いは何だったかということだ。私はそれは最初から自前の技術でいくか、海外メーカーの技術に依るかという、クルマ作りの根本の違いだったと思うのだ。当時、いすゞはイギリスのルーツグループのヒルマンをノックダウン生産し、その技術に学んでベレルとペレットを作りはじめる。また日野自動車もルノー4CVのノックダウンの後コンテッサを自主開発し、生産をはじめる。そして日産はオースチンをノックダウンし、その技術を活かしてセドリックを作る。当時のメーカーは通産省の指導で外国のメーカーから乗用車を学んだのだ。このなかでトヨタのみが外国メーカーと組まなかった。
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