C型肝炎の治療薬としてインターフェロン療法がありますが、その治療には患者ひとり二〇〇万円以上の費用がかかります。C型肝炎に対するインターフェロンの治療効果は期待したほどではなく、どうひいき目に見ても一割程度の患者にしか効きません。つまり一人のC型肝炎をよくするのに二〇〇〇万円の費用がかかる計算になります。C型肝炎の治療薬としてインターフェロンが登場した時、大学の肝臓専門家はC型肝炎であれば全員治療をすべき、と正義ぶった顔で何度もマスコミで宣伝していました。
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C型肝炎は国民一〇〇人に一人の疾患ですから、C型肝炎全員の治療を行えば二兆円の財源が必要になります。この金額は国民一人当たり二万円の負担金額で、日本の寝たきり老人全員に二〇〇万円をプレゼントするのと同じ金額になります。医療費を考慮しなければ、専門家の考えは正しいのでしょうが、医療費を考えれば亡国の行為といえます。現在どういうタイプのC型肝炎がインターフェロンの治療に反応しやすいのかがわかってきたので、C型肝炎全員の治療などとの暴言はなくなりましたが、このようなコスト意識の欠如した専門家が医学生を教育しているのです。