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最初のほうに問題提起がある

本文だが、基本的には、最初のほうに問題提起がある。タイトルがズバリ問題提起をしているときは、いきなり結論から入る場合もある。要するに、本は、ある問題を提示して、それに対する著者なりの回答を提供するものだからだ。回答を簡潔に書くこともできるだろう。しかし、それでは意味がよくわからない場合もある。そこで回答が導き出された経緯とか、裏づけになるようなデータ、過去の文献などを使って、論証しようとする。もしもあなたが、著者と同じぐらい、その問題について知っているとしたらどうだろう。きっと、本の大半は読まなくてもいいはずだ。ただ万が一、自分がチェックしていないような情報、視点が含まれてはいないかと、見ておく必要はあるだろうけれども。その問題について、まるで無理解で、初めて接する人は、その一冊だけで理解するのは難しいかもしれない。著者独自の視点で書いているため、同じ問題を議論するにしても、本では直接触れていない情報がほかにもいっぱいある可能性もあるからだ。このように、本は、著者や編者の視点で書かれている以上、それがどのような視点でまとめられているのか、読者がわかっていなくては、なかなか理解するのがたいへんなようにできている。本を「難しい」と感じる人の多くは、この視点を見逃している。あくまでも著者や編者の視点なので、わたしたちの視点と必ずしも一致しているとは限らない。だから、本を読むには、プレビューで多くの手がかりをつかんで、著者や編者が「この人はこういう見方で、この問題についてこんなやり方で考えて、結論を出そうとしてるんだなあ」と見通せると、よりスピーディーに必要な情報を得ることができるということになる。
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