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就寝時の看護師の訪室は心のケア

就眠時に心をわきたたせることは、楽しい興奮であっても禁物である。静かでリズミカルな音、静かに揺する、またマッサージも眠りをさそう。音楽で眠りを促すこともできる。よく選べばある種の読み物も眠りをさそう。読み物が、不眠の原因となっている問題から気持ちを他へそらすからである。誰かが触れていてくれる、あるいはその人がそこにいてくれるのがわかる、これはめったにひとりの淋しさやホームシックを認めないおとなの患者をさえ安らかにさせる。日暮れ時には誰でも家族や友達と共にいたいという願いをもっている。これをひとつの理由にして、病院のなかには患者にデイケアを提供し、夜は患者は家に帰って自分のベッドで眠る、といった方法をとっているところもある。若い、それも孤独な患者のケアにあたってはとくに、夜分おそわれやすいホームシックに打ち勝つ方法を看護師が見つけねばならない。顔や手を拭く、歯を磨く、髪をとかす、寝具が具合よく掛け物もちょうどよいかどうかみる、などの世話は、しばしば多くの病院にみられるように午後の時間にするのではなく、人眠の準備のときにすべきである。見舞客が帰り患者がひとり物思いにふけるときに高まる緊張をほぐすには、就寝時の看護師の訪室と人間的なタッチが絶大な効果をあげる。

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